書き始めがかすれてしまう万年筆のペン先を調整してみた

万年使えるという万年筆の書き始めがかすれるようになってしまいました。はじめの1ミリだけインクが出てくれない。その後は通常通りスラスラ書ける。

万年筆のペン先はインクを出す、インクの出る分空気を取り入れるという機能が0.数ミリの微調整で成立しているので、とても繊細な箇所でありながら激しく酷使するパーツです。

検索で同じような症状の解決法を探してみましたが「インクが出ない場合はよく洗う」「調整したい場合は万年筆のプロショップに相談したほうがいい」という記事があるくらいで、書きはじめだけかすれるという情報も、調整方法も見つけることは出来ませんでした。

不具合の修理を考えてみます。もともと使えていた状態と今では、どう変化しているか。

  1. ペン先の金属に力が加わっている。
  2. ペン先のプラスチック部分には力が加わっていない。

ということで、上部のカバー状の金属と、下部のプラスチックとの間が、ほんの僅かに離れたのではないかと仮定しました。ほんの僅かは、髪の毛一本よりも薄い空間かもしれません。考えつく変化はそのくらいです。

そこで、金属の部品をプラ部品に張り付くように押してみました。この時に、ペン先の先端を曲げないよう広い部分を平面的に優しくゆっくり押しました。

すると、元通り。問題ない書き味に修復しました。多少荒っぽく書いてもかすれることはありません。

但し、自分で行う修理は自己責任で!

この方法が合っていて直ったのか、偶然直ったのかは分かりません。この方法で壊れてしまい、二度と使えなくなることも考えられます。これは直ったというレポートではありますが、修理方法ではありません。