都会のオフィスビルでNURO Biz開通まで半年以上かかった

北区の事務所で使っているプロバイダ NURO Biz がスピードも安定感も、メンテナンス時の一時停止復旧も問題なく快適なので、豊島区の事務所も NURO Biz を使いたいとソニービズネットワークスの担当営業Aさんに相談したのが2020年12月のこと。

2020年12月:NURO Biz は申込みから開通まで2ヶ月

「サービスエリア内なので大丈夫です。但し、申込みを済ませてから工事までは最短でも2ヶ月かかります」とのこと。以前は開通工事まで90日待つ状況だったので、NURO biz の開通はそんなものでしょう。

工事を2ヶ月待つ間にもインターネット回線は必要なので、それまで一般的なプロバイダと同程度のスペックという『NUROリンクFライン』を早急に開通させることも込みで契約申し込みを決めた。

■契約したい内容=NURO biz:1契約で固定IP1個の回線と動的IPの回線の2回線開通する。独自の回線で速い。当社は2回線とも使う。開通工事まで2ヶ月待ち。

■提案された代案=NUROリンクFライン:NTTフレッツ光を使うが一般的なプロバイダ。2回線使うにはNTT光を2本契約して、プロバイダNUROリンクも2契約する。早急に開通させてNURO biz開通後に解約。

 

この時点では、プロバイダは月に数百円の格安プロバイダでも良いのだが、ソニービズネットワークスの担当に「NURO biz切り替えを見据えてNUROリンクFラインを申し込むので、工事が早まるようなら早めて欲しい」と伝える。

 

2020年12月末:豊島区は NURO biz 新規契約できません

数日後、申込書を送ってくる日になって「現状では、NURO biz には空きがなくて申し込めないので、2ヶ月後も工事できるかどうか不明」との話になった。

12月末時点で、要約すると以下の通り。

  • 豊島区は NURO 回線の巣鴨局舎という設備を使っている。
  • 巣鴨局舎に空きがないので、新規申し込みができない。
  • 巣鴨局舎が設備増強したら契約できるかもしれないが、設備増設するかは不明。

つまり NURO biz は契約できないということ。基地局の設備を増強するかどうかは、担当営業レベルでは分からないとのこと。

不明ということは、2ヶ月以上過ぎてもダメかもしれない。良くなるかもしれない。不明なのだ。

2021年1月:代案の回線で事務所オープン

いずれにしてもプロバイダを決めなければいけなかったので、NUROリンクFライン契約した。
実際、事務所が稼働し始めて、スピードの方はどうかというと。

大田区の事務所(NTT光+ASAHIネット)から、600Mのデータを通信経由でコピーした場合。

北区の事務所「NURO Biz」所要時間5分。
豊島区の事務所「NTT光+NUROリンクFライン」所要時間40分。

といった具合。

 

2021年2月:2ヶ月過ぎて状況は…「年内はダメそう」らしい

2021年2月。担当営業のAさんに「2ヶ月経ってみて NURO Biz の状況はどうですか?」と尋ねてみたところ「未だ未提供で設備投資の見込みが立っておりません。所感として2021年内はなさそう」との返事が来た。

2021年のうちに豊島区で NURO Biz を新規に開通するのは不可能のようです。

ここまでの投稿を書いていたのは2月末。

 

2021年3月:別の会社が問い合わせたら「開通できる」という

2021年3月。同じビルのフロアに引っ越してくることになったグループ会社の社員Gに「このビルであなたたちのインターネット通信回線として NURO Biz を新規に申し込むように」と指示。

グループ会社の社員Gは当社担当のNURO営業には接触せず、NURO Bizのホームページ窓口の送信フォームから「開通したい」旨を伝えると、問い合わせ担当営業B氏から電話がかかってくる「申し込み開通できますよ!」と即答だったらしい。住所も建物も同じ、ずっと「空きがない、2021年内は開通無理」とAさんに言われていたビルです。

我々としてはグループ会社の名義でも、このフロアに NURO Biz が開通すれば良いので「開通できる」というBさんとのやり取りで手続きを進めることにしてみた。

 

2021年3月:B氏の「開通できる」確約のあとAさんに解約を確認すると

そこで、私から担当営業のAさんにメール。
※Aさんには、「グループ会社が引っ越してくること」と「B氏が開通できると断言していること」は話していない。あくまで当社の窓口としての対応を求める。

『1月からNURO Bizの代替え案として使っているNUROリンクFラインx2契約に対して高速回線が開通するまでの代替案なので最低契約期間の縛りはないはず』
『NURO Bizは申込書を出していないのでキャンセル料は無いはず』という部分を再度確認。
「開通の見込みが立たないということで、他の方法(IIJやARTERIAなど)で高速回線を検討しているので解約します」と伝えました。すると、翌日Aさんからメール「昨日私の方で再度確認したところ提供可能枠がでましたのでお申し込みいただけます。つきましては見積、申込書の提示をさせていただきますのでご検討いただけますでしょうか。」との返信。

これ、どういうことなのでしょう?!

Aさんは当社からの「早くNURO Bizを開通させたい」という要望よりも「別の方法考えるので解約したい」というリクエストで機敏に動いてくれるようです。

3月後半の週に AさんへNURO Biz申込書を出し、 法人開通センターより現地調査の日程を打ち合わせるメールが来たのが3月26日。

グループ会社の社員Gが、営業のB氏で契約し進める路線は停止した。

 

2021年4月:申し込み後はNTTのプラン待ちが長かった

4月5日にNURO 現地調査。調査した内容をNTTへ提出。NTTがプランを作り、建物管理会社に承認を取り、その後に開通工事へと進む。
NURO 法人開通センターに「進行はどうですか?工事の時期の見込みは?」を尋ねても「NTTの返事を待っています」としか答えが返ってこない状態が長かった。

 

2021年6月:ビル管理会社への確認OK

NTTからの動きがありNURO Bizによるこの先の工事の書類を受け取る。6月10日には建物管理会社への確認を問題なく済ませると、開通までの予定が決まる。現地作業が3回ある。7月16日と20日にNTT工事、21日にNURO Bizの端末設置で完了となる。

6月の時点では、7月21日にはNURO Biz開通のつもりだったが…今度は建物で問題発生。
※ここから以降は NURO Biz の悪い点はありません。

 

2021年7月:次の問題発生はビルの引き込み口

7月20日のNTT工事にて、電信柱からビルの引き込み口を通ってフロアまで回線のケーブルが来るはずが、ビル屋外のハンドホールの蓋がガッチリ固まっていて開かないという問題発生。立ち会いのビル管理会社担当者が立ち往生。この日は、結局、ハンドホールを開けることが出来なかった。

NURO Bizの方は7月21日に端末設置が済み、あとはNTT工事の電柱からビルへの引き込みのみ。

ビル管理会社の対応として「ハンドホールの蓋は10数年開けていなかった場所。いったん壊してでも開けて、その後で修理する」となる。管理会社は、10年間ハンドホールの中及び開閉部を設備点検していなかったの?!

20日に中止になってしまったNTT工事を再予約。最短で依頼すると1週間後の7月28日にNTT工事に来てもらえることになった。

 

2021年7月末:開通

7月28日、電柱からビルへの線の引き込みが終わり、正しく接続が済むとNURO Bizの端末にとりつけたルーターからインターネット通信を確認できた。