前回は仕方なく1Tを2Tに取り替えていた
ファイルサーバのエースの座をSynologyに明け渡し、月に一度だけ動くバックアップなどで余生を送っているTeraStationが数台あります。そんなテラステーションの通知メールで、ディスクの不良セクタのお知らせが来ました。
以前書いた失敗事例はこちら「TeraStationのHDD交換、同容量なのにダメだった」。失敗の内容は、交換用のHDDをBUFFALO純正品でなく、市販のHDDを使った時に、フォーマット済みの純正品1TのHDDが900Gで認識されているのに対して、勝手に市販品を組み込んでTeraStationの管理画面からフォーマットすると899.5Gになる問題。なので仕方なく1TBのHDDを交換するのにフォーマット後の容量が900Gよりも大きくなる2TBのHDDに取り替えていました。
今回、交換したい不良セクタ発生のHDDは1T。もう、このTeraStationに過剰に投資はできないので、なんとか手元にある1TのHDDを899.5Gでなく、900Gで認識させたい。
そこで、取り外したHDDを「ディスククローン」してみました。
1T同士のHDD交換がうまくいきました
- 取り外した1Tのディスク4と、同容量の1TBのHDDを外付けケースを使いWindowsにUSB接続
- 「フォーマットしないとマウントしません」的なアラートがガンガン出るが無視
- HDDまるごとクローンコピーできるソフト(EaseUS Todo Backupを使った)で、内容を完コピ
- コピー完了したHDDをTeraStationのケースに入れる
- ディスクのメニューから「HDDの再認識」で、取り外し状態からマウント状態にする
- 注意!この時点で「フォーマットボタン」が押せるようになるが押さない
- RAIDメニューではRAIDから除外されている状態で900G(899.5Gじゃない!)で認識されている
- 「RAID再構築」の操作が出来るので行う
これで、内蔵されていた1TのHDDを、市販の1TのHDDに交換することができました。
コピーや再構築など、時間がかかります。故障HDDから新規HDDに交換した後の『RAIDの再構築』は金曜日にはじめて月曜日になっても終わってなかったので、これはデータ容量や内容から考えた時に時間がかかりすぎると思い、管理画面からテラステーション本体を再起動したら再構築完了になっていました。本当に完了していたのかどうかは分かりません。