コインランドリーが登場するMVのご紹介、55回目。灯りのある場所、それはコインランドリー。
(過去のMV紹介はタグ「ミュージックビデオ」をクリックしてください)
BAD HOP「Liberty / T-Pablow & Yellow Pato」
ロケ地は、川崎区の池上コインランドリー、すでに閉店しています。今まで紹介しているコインランドリーが登場するミュージックビデオと、このバッドホップ「リバティ」の映像内容の決定的な違いは、洗濯している様子や乾燥機が回る様子を映していないということです。繰り返し、流れ、乾き、温もりなどの意味合いで使われることの多いコインランドリーですが、その使われ方をしていません。
あえて読み取るなら、日が暮れても明るい場所、誰に対してもオープンなスペース。しかし、洗濯しない彼らがここに座ってる現状はどういうことか。
喫茶店でも駐車場でもない、コインランドリーの椅子しか適当な場所がない。それが、この街全体の持つ閉塞感を描いているように感じざるを得ません。このシーンで、カッコつけるタバコや飲み物すら小道具にしていないのは、ポケットの所持金の余裕の無さ、又は「ラップしか無い」ことにフォーカスしています。
乾燥機が回転していれば目的があって待っている人。回ってないのに、そこにいる人に対して、利用者からしたら違和感を感じる。その不穏さを、足し算ではなく、引き算で演出しています。
登場するランドリーマシンは、SANYO の縦型洗濯機とブルーのコイン式ガス乾燥機 SCD系列です。このタイプ、扉の蝶番部品が、全部シルバーのものと、上下がシルバーで扉との接合部がブラックのものもあります。サンヨーの青い乾燥機が並んでいたら注目してみてください。
コインランドリーオーナー様へ
明るいところに人が集まる。ということで、併設ランドリーという店舗も増えてきました。コンビニやスポーツジムとの併設。ホテルの1Fにお客様向けに併設という小さなコインランドリーも増えてきています。このときに、コンビニやジム、ホテルの従業員に、ランドリーの管理まで負担を増やさないように、コインランドリーの問い合わせコールセンター、清掃、集金を、ランドリーサポートに任せていただく需要も増えてきています。
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