ピザの安全を守る活動

ピザの安全といっても、食品業界や健康面とも切り口の違う、道路の話です。

2018年6月に、ドミノピザがおこなったキャンペーンが「道路の陥没を見つけたら、キャンペーンサイトに報告してくれ!道路の穴はウチが補修する」というもの。

道路の陥没を見つけた人や、道路のデコボコで困っている人から「この場所を、なおしてほしい」というメッセージを受ける特設サイトが公開された。

このキャンペーンでは、自宅の周りにある舗装が必要な道路の情報を特設サイトで受け付けており、応募の中からドミノ・ピザが選定。そして、選ばれた地域の自治体と連携し、舗装するという流れだ。

(中略)

舗装状況は特設サイトで常にレポートされており、デラウェア州ミルフォードでは10本の道路で10時間4人の作業員が舗装工事を行い、40個の穴を埋めたという。

本来、道路の補修は行政が行うものですが、どうもアメリカの道路はヒビや穴が多いらしい。そして、道路がデコボコだと、配達するピザのトッピングが、振動により鈴れてしまうという検証データも公開された。

修繕費用はドミノピザが負担しているという。ピザを守るため補修したアスファルト、コンクリート部分には、ドミノピザのロゴがマーキングされ、感謝する人や、面白がる人がその写真をSNSで拡散。これ、道路が走りやすくなって喜ぶ人がたくさんいて、困る人はゼロでしょう。なんというおカネの使い方でしょうか。なにしろ、「ピザを守るため」という理由がカッコいいです。