コインランドリーが登場するMV/LUCKY TAPES「ランドリー」

コインランドリーが登場するMVのご紹介、63回目。コインランドリーと孤独。
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LUCKY TAPES「ランドリー」

床に座り込んで乾燥機にもたれかかる系のミュージックビデオには、ポジティブとネガティブと、2通りの表現があります。対比して解説した過去記事、lol-エルオーエル-「サヨナラの季節」の回もお読みください。明るい気持ちでも、暗い気持ちでも、共通しているのは、そこを多くの人が利用する場所だとしても、自分しか居ないと思い込んでいることです。多くの人が利用する電車の席で、足を組んで自分の横にバッグを置いて場所をとっている人、居ますよね。そんな人を見た時にどう思いますか?
このMVでは、もたれかかる系には珍しく、AQUA ガス乾燥機利用者の女性が登場します。主人公の床に座り込んだ男性を、訝しげに牽制しながら乾燥機を使います。いろんな意味で気をつけてほしいシーンです。

コインランドリーが登場するPV/LUCKY TAPES「ランドリー」

ラッキーテープ「ランドリー」の歌詞の世界では、温かい窓に背を向けるウェットな寂しさともとれる心象風景が紡がれます。

コインランドリーと孤独を描いた映画があるのでご紹介します。今泉力哉監督「パンとバスと2度目のハツコイ」。主演は深川麻衣さん。パン屋で働く女性主人公と、バス会社に務める昔好きだった男性(現バツイチ)が、数年ぶりに出会うところからの真っ直ぐではないラブストーリーです。この中に登場するコインランドリーの本棚には、「孤独」の文字がタイトルに入っている本がズラッと並んでいます。洗濯機が壊れた主人公はこのランドリーへやってきて本を手に取ります。本棚を保守している少年から、この本棚を作ったおじいさんの話を聞きます。「壊れたら来て、直ったら来なくなるところがコインランドリー」そう定義する少年に、主人公は孤独の本を持ちながら「洗濯機が直っても、私には必要だからまた来る」と告げます。
これはランドリーでやり取りされる会話のほんの一部ですが、本編に深く関係がある立ち位置の明確さを凝縮している場面なので、ぜひ映画本編を見て頂きたいです。セレクトした本棚のあるランドリーショップに憧れてしまいます。

 

コインランドリーオーナー様へ

店舗で座り込む人や、飲食してゴミを捨てていく人、店前にタバコのポイ捨てをする人は、貼り紙で注意を促しても、その貼り紙を読みません。結果、貼り紙の言葉が「◯◯するな!」など強くなり、枚数も多くなってしまう傾向があります。マナーの悪い利用者を遠ざけて悪循環を断ち切るのは、やはり定期的なスタッフの出入りです。清掃、集金代行は、ランドリーサポートへおまかせください。ランサポは365日走り続けています。

Laundry Support│ランドリーサポート
コインランドリー運営の頼れるサポーター【ランドリーサポート】24時間コールセンター、店舗清掃、集金、駆けつけ作業。