家族留学は家族旅行じゃないらしい

またまたサービスに関する新しい単語を知ってしまいました。「家族留学」です。

英会話を完璧にするために、バケーションの間、家族四人でミネソタのホストファミリーのところで共同生活しよう!というのは、間違い。

一番わかりやすいのは、「manma」の家族留学のページでしょうか。

「結婚して、子どもも欲しいけれど、仕事でも活躍したい・・・」「自分の母は専業主婦だから、仕事をしながらの子育てはイメージできない」「子育てって実際どういう感じなの?」と疑問を持っている若者に家族留学に参加してもらい、一日子育て家庭に「留学」し、親と交流し、育児体験を通して自らのライフキャリアの選択や悩みのヒントを得る事業です。

これは、数ある出会いマッチングサービスの中のひとつにあたるのかもしれませんが、その活動を現す「家族留学」のネーミングが新鮮で、コンセプトに思わず注目してしまいます。留学は外国へ行くことではなく、長期間留まって学ぶことです。

一人で心細く、不安になりがちな人が、講座に出席したり、ヘルプを依頼するのでなく、現場で過ごさせてもらう。そこでは、関わりが近く、当然個別の話もできることでしょう。

子育てと違う分野でも、いろんな留学が出来ると思います。
「自分がこうやって生きてゆきたい、と思った通りのモデルケースが周りに居ない。もし、すでにそのように生きている人がいるなら、期間を決めて同行させてほしい。仕事、仕事外の趣味、人のつながり、全部参考に留学させてください!」
といった需要と、受け入れ先、両方揃えばいいわけで、ルールを整理してマッチングアプリ化できそうな気もします。
なにより、自分の不安や、疑問を、すでに体験している人との接点。おせっかいで踏み込んでくる人でもなく、講演会を2時間集団で聞くだけでもなく、家族留学だったら会話が弾みそうです。